top of page
執筆者の写真Shunta Takahashi

大事なことは起こった出来事ではない

29年生きていると、ようやく腑に落ちる考え方がある。 それは全て自分の身に起こることには意味があるということ。当時は絶望感に苛まれる出来事やこの先真っ暗だと思うようなことが、実は今になって非常に役に立つ知恵に変わっていたり、良き思い出に変身していることが往々にしてある。


そして、そのようなことを心の底から感じることができた時に、大事なマインドセットは、過去に生きることでもなく未来を生きることでもなく、今の目の前のことを集中して取り組むことだということを思うようになった。


なぜなら目の前のことをしっかりと取り組んだ結果として起こる出来事は良いものであれ悪いものであれ、後々自分の人生のピースにとって必要不可欠なものだから。


まさか財務分析が役に立つと思わなかった。


それをすごく感じるのが、現在のオンライン勉強会を開催している時。 コロナになってから130回以上開催しているが、その中で一番人気になっているのが財務分析の講座だ。


僕は新卒1年目でオリックスに入社したのだが、当時は日商簿記や財務検定などを受けたり、基礎的な財務知識を得ることの意味があまりよくわからなかった。でも、どうせやるならしっかりと学ぼうという意識で勉強をした。


ただ資格を取るということではなく、人に教えられるレベルまで理解しようということで、勉強をしたのだ。


その結果として、今自分でスライドを作ったり説明をしていく過程で、ある程度基本的なことを理解できるように話ができるようになった。


でも当時はまさかオンラインの勉強会で話す!という意識で勉強していたわけでもないし、ただ目の前のことをしっかりと取り組む意識でやったことが幸いした。


これは営業という仕事を通して得たスキルについても言えることだし、会社で理不尽な扱いを受けたり飲み会の幹事の経験なども、今になってすごく役に立った経験だと心から感じている。


同じ経験でも生かせる人と生かしきれない人


でも、同じ経験をしてもそれをうまく生かしていく人もいれば、ただの時間の消費で終わってしまう人もいる。で、その違いは何か?と言われたら、再度繰り返すが、目の前のことにどれだけ集中するか?だと思っている。


やはり人からやらされている感で取り組むものは自分のものになっていかないし、結局記憶の外にフェードアウトしていく。なぜならその経験は、脳味噌が重要ではないと判断するから。


でも目の前のことに集中して取り組んだ結果として起こることは将来的に、必要となる場面で使えたりする。


ちなみに目の前のことを集中するので、未来のことは考えなくていいか?と聞かれたら、それとは話は違う。なぜなら、目の前のことを集中する前に何をするか?ということを考えるのに当たって、未来から逆算してやるべきことを考えることが大事だから。


とりあえず目の前のボールを必死で蹴っていたら野球選手になれるか?というと、確かに野球選手になった時に足が速くなっていれば役に立つが、本質じゃないよね、っていうのと一緒のことだ。


だから未来の展望は絶対に持っていた方がいいし、それに向かっていく時に起こる出来事に集中するというのがいいのではないか?と感じるのだ。

2度と来ない今の時間を大切にするということがどれだけ大事か?ということが分かった時に、この記事で伝えたいことの本質が分かってもらえると感じている。


閲覧数:1回0件のコメント

Comments


bottom of page