今年1月、グーグルがウェブ広告のターゲティングに使われる「サードパーティクッキー」の使用を段階的に禁止すると発表した。
そんな中、最近では新興のブランドでプライバシー保護を徹底していることから「プライベートブラウザ」と呼ばれるブラウザが注目を浴びつつある。
これは過去3年間に登場したブラウザで、まだあまり有名ではないが、DuckDuckGo(ダックダックゴー)やBrave(ブレイブ)などのブランドがある。
これらが優れているのは、閲覧履歴を追跡する機能をブロックすることで、収集される私たちの個人情報を最小限におさえることができる点だ。
グーグルもCookieの使用をやめていく!?
私たちは、デジタル上の情報におけるプライバシーに関する転換期を迎えている。
ブラウザに埋め込まれているコードのCookie(クッキー)は、私たちが閲覧するウェブサイトひとつひとつを追跡し、広告のターゲットにするための情報を蓄積するものだ。
しかしオンライン広告は、今まさにこのCookieの使用をやめようとしている。グーグルはCookieを使用することなく広告のターゲットを定めるために新たな方法を開発しようとしているところだ。
プライベートブラウザができること、できないこと
プライベートブラウザは、いわゆる「プライバシーモード」もしくは「匿名モード」と呼ばれるブラウジングセッションに基づいている。
これはユーザーがアクセスしたウェブ履歴を記録しない機能を持つブラウザで、あなたの端末に触ることができる人々にあれこれ詮索されたくない場合に有用だ。
また、プライベートブラウザは追跡防止機能も備えている。この追跡防止機能はユーザーがウェブサイトを閲覧するとこの機能がトラッカーを特定し、サイト移動の際にトラッカーがついて来られないように制限をかけるのだ。
ただし、この機能の大きな弱点は、追跡をブロックすることで、ショッピングカートやビデオなど、一部のサイト機能が破損され正しく表示されない可能性があることである。
さらに、プライバシー保護に重点を置くブラウザは通常、追跡防止機能を内蔵しており、トラッカーを強力にブロックしながら、ウェブサイトの破損を最小限に抑える仕組みを備えているのに対して、プライベートブラウザは、ユーザーの閲覧したウェブサイトの情報をインターネット・プロバイダーから守ることはできない。
つまり、たとえばあなたが休暇などでホテルのWi-Fi接続を利用してウェブ閲覧した場合、ホテルのインターネット・プロバイダーはあなたのウェブ閲覧情報を知ることができるということだ。
このようにプライベートプラウザが全て完璧というわけではないのは招致のことである。
ただ、これからそういう流れになっていくということを知っておくことは間違いなくプラスに働くのではないだろうか?
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