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執筆者の写真Shunta Takahashi

なぜ日本に一生住むということを決意しているのに海外に目を向けないといけないのか?

僕はもともと東京出身だからなのか、日本という国に対しての帰属意識が薄い方だと思う。だから国産だからいいとか、中国製は嫌だということは思わないタイプだ。


でも多くの人は「日本という国に生まれてきたからには・・・」ということで、日本に対して特別な思い入れがあるだろう。


その点については特別なことでは全然ないと思うけど、ただマインドとしては国境を意識しないでグローバルなマインドを持つことがこれから生きていく上ではすごく大事だと思っている。


今回はその理由について解説をする。


否が応でも今の時代は海外からサービスが参入してくる!


あまり意識をしていないと思うが、日本では外資から日本企業を守るための法律が存在する。例えば有名なものでいえば放送法だ。


この外資規制は、テレビやラジオの放送事業者とこれらを傘下に持つ放送持ち株会社に対する出資規制で、外国資本の議決権比率は20%未満と規定されている。

その理由は放送の社会的影響力を踏まえ、限られた電波を日本企業優先で割り当てることが目的とされているからだ。

ただこの点について、あれ?って思うことはないだろうか? それはテレビやラジオを日本人が主要なメディアとして利用していることを前提にして、作られた法律ということだ。


なぜ放送局に対して外資規制をするか?というと番組コンテンツ制作の際に問題が起こることを懸念しているからだ。でも現代の人々の主なメディアはYoutubeやネットフリックスに移り変わっているし、ニュースもウェブメディアに移行しつつある。


ということを考えたときに放送法で外資規制をしたところで、外国企業が作ったプラットフォームに国民がアクセスできるようになっているので、その意味がなさないというような状態になってきつつあるのだ。


銀行も海外の波に飲まれていく、、、


また金融業界も同じような波にさらされている。

日本では銀行法という法律で金融事業者に対する規制が敷かれているけど、デジタル人民元やステーブルコインなどの発達によって、決済や送金が今までの銀行を介さずに、できるようになる時代がもう目の前まで来ている。

現在の銀行の収益源は送金などに関わる手数料商売になっていて、それらが民間の事業者に代わられることで、彼らの存続意味がなくなってしまう。


もし日本の国内だけであれば、それらは規制をすることで普及しないようにすることができるが、海外の企業が国境を超えて日本の市場に喰い込んでくる可能性が高いだろう。 (実際に放送法の改正でYoutubeとかネットフリックスを禁止にすることは理論上可能だが、それができなかった理由と同じだ)


だから、そういう世界観を持たないと、世の中で起こっていることがどういう背景があって、どういう目的なのか?ということがわからないままスピードについていけなくなってしまう。

ぜひこの点についてはしっかりと勉強をして学んでいけるようにしたいところである。


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